治療内容
頭髪育毛AGA治療
| AGAとは | 遺伝的素因を背景に主として思春期以降の男性に生じる進行性の脱毛症です。本邦では年代別に見ると発症頻度は20代で約10％、30代で約20％、40代で30％、50代以降で40％以上と年齢とともに高くなる傾向を示します。頭髪の毛周期は成長期⇨退行期⇨休止期を繰り返しますが、AGAでは前頭部及び頭頂部の成長期が短縮し、かつ休止期に止まる毛包が増加する結果、毛包がミニチュア化し軟毛となり、薄毛を呈します。 |
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| 治療方針 | 現在最新の「男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」で、行うよう強く推奨されている治療は、フィナステリド（プロペシア）内服、デュタステリド（ザガーロ）内服、ミノキシジル外用の3つのみです。当院では内服治療である、プロペシア、ザガーロを採用しております。 いずれも効果発現までは治療開始から６ヶ月ほどかかると報告されています。きちんと飲み続けることが重要です。 |
| ザガーロ（デュタステリド）による治療について | ＜効果＞ ザガーロを６ヶ月内服することで、服用前と比べて脱毛部位に太く長い毛の本数が増えるといった効果が期待できます。 ＜気をつけて頂きたいこと＞ ・1日1回、１カプセルを忘れないようにしましょう。 ・女性や子供は服用しないでください。また、カプセルから漏れた薬剤には触れないでください。 ・カプセルを噛んだり開けたりせず服用してください。 ・「PSA検査」を受ける場合はザガーロ内服中であることを必ず担当医にお伝えください。 ・服用を途中でやめてしまうと、AGAが進行してしまいます。内服を続けましょう。 ＜副作用について＞ 勃起不全、性欲減退、射精障害が見られる可能性があります。 |
| プロペシア（フィナステリド）による治療について | ＜効果＞ プロペシアを３年間服用していただくと、頭頂部においては98％、前頭部においては97％の方に薄毛の進行は見られませんでした。 ＜気をつけて頂きたいこと＞ ・1日1回1錠内服してください。割らずにお飲みください。 ・成人男性のみ服用可能です。特に小児の誤飲に注意してください。 ・肝機能障害がある方は医師に相談してください。 ・前立腺癌の検診に際しては担当医にプロペシア内服中であることをお伝えください。 ・服用を途中でやめてしまうと、AGAが進行してしまいます。内服を続けましょう。 ＜副作用について＞ 1.1％の方に性欲減退、0.7％の方に勃起機能不全が、さらに希なものとしては全身倦怠感などの肝機能障害が現れる場合があります。このような場合は服用をやめ医師にご相談ください。 |