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2026.09.01

キュアジェットとは?針を使わないニキビ跡治療を久留米総合美容外科が解説

キュアジェットとは?針を使わないニキビ跡治療を久留米総合美容外科が解説
お知らせ

目次

ニキビが治った後も肌に残る凹み。
メイクでも隠しきれず、鏡を見るたびに気になるという方は少なくありません。
ニキビ跡の凹凸は、炎症が皮膚の深い層まで及び、コラーゲンなどの組織が壊れることで生じます。
一度生じた深い凹みは、スキンケアだけで目立たなくすることが難しい場合があります。
今回は、久留米総合美容外科でも取り扱っているキュアジェットという治療機器について、仕組みや期待できる変化を詳しくご紹介します。

 ニキビ跡の凹凸はなぜできるのか

ニキビ跡の凹みは、医学的に「萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)」または「陥凹性瘢痕(かんおうせいはんこん)」と呼ばれ、一般には「クレーター」と言われます。

炎症を伴う赤ニキビや、膿を持った重度のニキビが長く続くと、皮膚の真皮層でコラーゲン組織が破壊されたり、硬く線維化したりすることがあります。
その結果、表面の皮膚が内側から引っ張られるようにして凹みが生じます。
ニキビを繰り返し潰してしまった方や、炎症の強いニキビを長期間放置してしまった方に多く見られる傾向があります。

このような深い凹みは、スキンケアだけで目立たなくすることが難しい場合があり、状態に応じて医療機関での治療が検討されます。

 ニキビ跡の主なタイプと特徴

ニキビ跡の凹みにはいくつかのタイプがあり、見た目や深さによって適した治療も変わってきます。

アイスピック型

針で刺したように小さく深い凹みが特徴です。
範囲は狭いものの、皮膚の奥深くまで及んでいることが多く、治療の難易度が高いタイプです。

ボックスカー型

輪郭のはっきりした四角い形の凹みです。
底面が比較的平らで、側面の硬くなった組織へのアプローチが課題になりやすいタイプです。

ローリング型

なだらかな波状の凹凸が広がるタイプです。
皮下で組織が線維化し、皮膚が内側に引きつれることで生じます。
実際にはこれらが混在しているケースも多く、凹みのタイプを見極めたうえで治療方針を立てることが重要です。

キュアジェットとはどんな治療か

キュアジェットは、針を使わずにジェットの圧力で薬剤を皮膚内へ届ける「ニードルフリー注入装置」です。
肌の状態や出力などに応じて、皮膚の深い層への薬剤導入を目指す治療で、従来の治療では難しかったニキビ跡のクレーターや傷跡、開いた毛穴に対応できる点が特徴です。

キュアジェットには大きく分けて「コンタクトモード」と「トーニングモード」の2つのモードがあり、悩みや部位に応じて使い分けることができます。

コンタクトモード

ノズルを肌に近づけ、気になるニキビ跡にピンポイントで照射する方法です。
凹みを伴うニキビ跡は皮下の組織が線維化して引っ張られている状態にあるため、ジェットによる機械的刺激によって、凹凸の原因となる組織にアプローチしながら薬剤を届けます。

凹みの状態を確認しながら、気になる部分に集中的にアプローチできるのが特徴です。
局所的な凹みが気になる場合などに用いられます。

トーニングモード

ノズルを肌から少し離し、顔全体に薬剤を導入するモードです。
ピンポイントでの照射ではなく、面としてジェットを行き渡らせることで、毛穴の目立ちや肌のハリ、くすみといった肌質全体のケアに向いています。

特定の凹みだけでなく、顔全体の毛穴や肌のキメ、ハリなど、肌全体の質感を整えたい場合に用いられます
凹みの状態に応じて、部位ごとにコンタクトモードとトーニングモードを使い分けることも可能です。

使用される薬剤

キュアジェットでは、肌の状態や治療目的に応じて薬剤を組み合わせることがあります。
久留米総合美容外科では、ニキビ跡などの治療にジュベルックボリューム(レニスナ)などを使用しています。
ジュベルックボリュームはポリ乳酸を主成分とする薬剤で、線維芽細胞への働きかけによってコラーゲンの産生を促すことが期待される成分です。
キュアジェットによる物理的な刺激と、薬剤による働きかけという二つのアプローチを組み合わせることで、肌質そのものの底上げをねらう治療設計になっています。

キュアジェットで期待できる変化

キュアジェットは、薬剤を届けるだけの治療ではありません。ジェットによる刺激そのものが組織の変化を後押しすると考えられており、コンタクトモードによる局所的なアプローチと、トーニングモードによる肌全体へのアプローチを組み合わせることで、複数の悩みに同時に働きかけられる点が特徴です。
ニキビ跡の凹凸や毛穴の目立ち、肌のハリ・質感などの改善が期待されます。

コンタクトモードで局所的な凹みにアプローチした部位では、時間をかけて肌の状態が変化していくことで、凹みが目立ちにくくなることが期待されます。

一方、トーニングモードで顔全体に薬剤を行き渡らせた場合は、毛穴の目立ちにくさや肌のキメ、ハリ感といった、肌全体の質感の変化が期待されます。
どちらの変化も一度の施術で大きく現れるものではなく、複数回の施術を重ねながら少しずつ肌質が変化していくタイプの治療です。
効果の現れ方や必要な回数には個人差があり、凹みの深さや範囲、選択するモードによっても異なりますので、まずは診察でご自身の肌状態を確認することをおすすめします。

キュアジェットについて詳しく→リンク先へ

手打ち注入との違い

ニキビ跡治療では、キュアジェットのほかに、医師が注射器を使って薬液を一点ずつ注入する「手打ち」と呼ばれる方法も広く行われています。手打ちは針で直接注入する方法、キュアジェットは針を使わずジェットで薬剤を導入する方法という違いがあります。それぞれの特徴を比較すると、以下のようになります。

項目手打ち注入キュアジェット
注入方法針を使用し、医師が一点ずつ注入する針を使わず、ジェット圧で薬剤を導入する
薬液の届き方施術者の手技によって深さや量が変わりやすいジェット圧により、比較的均一に拡散しやすい
得意とする範囲皮下の癒着が強い部分へのピンポイント対応局所(コンタクトモード)と広範囲(トーニングモード)を使い分けられる
痛みの感じ方針の刺入による痛みを感じやすい(個人差あり)針を使わないため刺入時の痛みは避けやすいが、ジェットの刺激を感じることがある(個人差あり)
内出血の起こりやすさ針を複数回刺入するため、内出血が生じることがある針を使わない分、内出血は生じにくいとされるが個人差がある
ダウンタイムの目安内出血や腫れが数日〜1週間程度続くことがある赤みや点状の内出血が生じることがあるが、程度や持続期間には個人差があり、施術範囲や設定によっても異なる

どちらの方法が適しているかは、凹みのタイプや状態によって変わってきます。手打ち・キュアジェットのどちらも一長一短があるため、診察のうえで検討することをおすすめします。

施術の目安・リスク・料金

施術当日は、部位に応じて麻酔クリームなどを使用したうえで照射を行います。
施術後は赤み、ほてり、軽い腫れ、ひりつきが出ることがあり、まれに注入成分へのアレルギー反応や浮腫、内出血が生じる場合もあります。
日焼け直後や皮膚に炎症がある状態、重度のたるみ、極端に皮膚が薄い方などは、施術の適応が制限されることがありますので、事前のカウンセリングで肌状態をしっかり確認することが大切です。

料金は施術範囲によって異なり、久留米総合美容外科では、傷跡・ニキビ跡の範囲が2センチ未満で11,000円から、2センチ×2センチの範囲で33,000円からご案内しています。
範囲が広い場合の料金や、その他の部位の目安については、クリニックの料金表でご確認いただけます。

久留米総合美容外科では、決まった治療を一律に行うのではなく、肌質やニキビ跡の状態、凹凸のタイプなどを確認したうえで、一人ひとりに合わせたカスタマイズ治療を行っています。
キュアジェットが適しているケースもあれば、別の治療、あるいは複数の治療を組み合わせたほうがよいケースもあります。
ニキビ跡以外にも、毛穴や肌のハリ、くすみなど気になることがあれば、あわせて診察でご相談いただけます。まずは一度、ご自身の肌状態を確認してみてはいかがでしょうか。

※本記事は医療情報の提供を目的としており、治療効果を保証するものではありません。効果や経過には個人差があります。治療にはリスクや副作用が伴う場合がありますので、詳しくは医師の診察のうえご相談ください。

参考文献

・公益社団法人日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」日本皮膚科学会雑誌133巻3号 https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/zasou2023.pdf